【所感】探偵撲滅 (ネタバレなし ver.)【達成率 100 %】

概要

ゲーム概要

ジャンル 探偵シミュレーション / ADV
対応機種 PS4, Switch
発売 日本一ソフトウェア
開発 日本一ソフトウェア
発売日 2021 年 5 月 27 日

プレイ概要

購入プラットフォーム Switch
購入形態 ダウンロード
購入価格 7,678 円
プレイ開始日 2021 年 5 月 27 日
プレイ時間 30 時間 弱

この手の 推理 / サスペンス 系 ADV には常に飢えているので、待ちに待っていた作品。Twitter とか HP でそれなりに面白そうな形で広報していたらしいことを後に知ることになった。

プレイ所感

体験版がらみのバグがあったらしく、Switch 版は対応 (パッチ配布) が遅かったため、体験版はプレイせず、本編からプレイ開始。まあ、この手のゲームは体験版やらなくても大丈夫だろ、という心もあった (体験版から続きでやるとどんな話だったか忘れちゃうこともあるし) 。

ゲームの中身としては、事件が起こったり、だいたい 3 択ぐらいの選択肢を選んで推理したりする ADV パート と、各キャラのちびキャラが配置された 2D のマップを見ながら、各キャラに移動や作業の指示を出して捜査をしてもらう 捜査パート を繰り返し行うもの。

ADV としてのシステム面はいい感じ。立ち絵は声に合わせて口パクするし、QS / QL も完備。通常のセーブスロットも足りなくなることは無かった (実際使ったのは 30 スロットぐらい?) 。

ただ、テキストの内容について、発売時点での 誤字 / 脱字 / ボイスとの表記ずれ がちょっと多いかな、と感じた (プレイ中に 30 個弱は目についた) 。特に後半パートはあまりチェックしきれていないのか、誤字脱字のオンパレードだった。結構重要そうなシーンや文献でも誤字があったりもした。
正直、ADV ゲームで誤字・脱字が残っているのはちょっとどうなの?と感じた。
デバッグ作業は片手で数えられるぐらいの人数らしかった (スタッフロール見た限り) けど、もう少し精査して欲しかったな、と思った。(記事を書いている時点で ver. 1.02 のパッチが PS4 に来ていて、内容には誤字修正が含まれているみたい)

捜査パートでは、移動する・証拠品を調査する・証拠品を検証する・推理する、の行動を中心に、決められたターン内に捜査を終了することを目指す。
各キャラごとにそれぞれの行動に関するパラメータが定められており、鑑定が得意なキャラや、推理が得意なキャラなど、役割がしっかり分けられていて、誰に捜査させるか、など考えるのが楽しかった。ちょっとしたパズルみたいな。

捜査パート内には、ストーリー進行には関係のない収集要素があり、それを回収しながらすすめるのも、すこし難易度が底上げされて楽しかった。

ネタバレ防止のため、
詳しいストーリーについての感想などは別記事に書きます。

ネタバレしない程度に感想を述べると、
総合して、各キャラの背景への深堀り度合い、ストーリーで語られない情報の収集要素での補完のされ具合は、過不足無く感じた。
伏線というか「真相につながる情報」のチラ見せとかがいい塩梅で配置されていて、飽きないストーリー構成だったと思う。

詳しいシステム

捜査パート

捜査パートは、斜め方向見下ろし視点での 2D マップ上で、各探偵にあたるちびキャラに指示を出すことで捜査をすすめる。

基本的には、各捜査ポイントへ「移動」し、
(移動できる距離がキャラごとに「移動力」として設定されている)

  1. 証拠品を探す (周辺の「調査」を行う)
  2. 証拠品を「検証」する
  3. 推理」を行う

を繰り返すこととなる。

証拠品を得るためには、?マークの四角 (エビデンススクエア、ES と呼ばれる) で表示されているエリアを「調査」する必要がある。「調査」が可能な範囲は、そのキャラを中心に「調査力」マスの範囲となり、「調査力」の高いキャラは遠くからでも証拠品を得られる。

ES から得た証拠品は、未検証のものという設定で、より詳しい情報を得るには「検証」が必要となる。ES から得た証拠品には、それぞれ「検証難易度」が設定されており、「検証力」がこの数値以上であるキャラでしかその証拠品の「検証」は行えない。

捜査を行うべき位置は、?マークの吹き出しみたいなもの (ミステリーポイントMP と呼ばれる) で表示されている。MP の中には、はじめから推理可能なもの、ロックされているもの、後から出現するもの、の 3 種があり、たいていの場合、他の MP の解決や証拠品の検証によってロックが解除されたりする (ロック状態の MP にはロック解除のヒントが書かれている)。

MP の解決には、表示されている解明値を 0 にする必要がある。この解明値は、この MP に対して「推理」を行うことで「推理」を行ったキャラの「推理力」ぶん減らせる。また、「推理」しているキャラに別キャラを隣接させ、「連携」を行うと、解明値の現象をそのキャラの「連携力」ぶんブーストできる。

捜査マップ内にある、すべての MP を解決すると、ステージクリア。事件の解明パート (ADV パート) に移行できるようになる。

まとめ

ストーリーも捜査パートも結構没入して楽しめました
ADV のシステムも整備されていて遊びやすかった

まあ、誤字のチェックは発売前にしっかりしておいて欲しかったね。
それ以外は評価高いです。